介護の社会化?家族の孤立化?

介護サービスを使うに当たって、手続き的な要素が伴う。

具体的には、連絡帳を用意する、検温する、口座振替の手続きをする、等。

 

口座振替に関しては、銀行届出印がわからなくなっていたため、差し戻し2回。

母を連れて銀行に行き照合をする。

写真付きの身分証明書(住基カード)が見当たらず、前日まで焦りまくったが、健康保険証提示で照合のみ可能ということで、持ち込んだ印鑑が一致しギリギリ成功。

 

デイサービスの利用にあたって、連絡帳がその都度失くなったり、手紙がバラバラにしてあったりする。

「ご本人が気持ちよくご利用いただけるように、ご家族の協力が必要です、フォローお願いします」

 

その言葉がどれだけしんどいか。

本人は、困っていない。

 

私が怒っていれば困ったような顔をするけれど、具体的なことはわかっていない。

 

介護保険制度が始まった平成12年、介護の社会化という言葉が高らかに語られた。

本人主体の介護サービスが成熟したことは素晴らしいことだが

家族という黒子の苦悩も理解されて欲しいものだ。