早朝の訪問者

アラームより前にインターホンが鳴って目が覚める。

母だ。時計を見るとまだ7時になっていない。

夕方きてねと前日話していたのだが。

 

自治会のことで困っていること、ご近所さんのことなどを堰を切ったように話し始める。

「こんな風になって…そういう人を見てきてるから、自分も同じ目に遭えってことかもしれないけど…」

自覚はあるのだなと思い、馴染みの病院の相談員さんの名前を出して、相談してみたら、と切り出してみる。

そこはすんなり受け入れる。

そして、家に帰ってやらなければならないことがあるといって帰っていった。