夜の訪問者

残業を終えて帰宅すると、母がいて、掃除をしている。

ご飯を食べてきたというが、何か作ったわけでもない。

誰もいないと言うので、平日だものと答える。

 

病院のよく知る人の名前を出し、その人と話したよ、とそれとなく切り出し、とりあえず全身を診てもらうのがいいみたい、なんなら私も同席するから、と話すと、

いえいえ、いいいい、とかわされる。

 

時間も遅かったため、泊まってもらう。

深夜の3時に、物音で目が覚めたようで普通に起きようとする。