通夜のあと、近くに宿を取り母と二人で泊まった
娘は一人で留守番ということになる
帰りの電車、隣駅で私と母はおりる
母は娘に、あら、帰るの、と言う
たしかにそれはわかりにくかったかもしれない
夜は早く寝るという言葉どおり、すぐに眠りについた母だったが、私が発車ベルの音で終電車まで眠れず、やっと眠りについた途端、布団をガサガサ音を立てて寝返りを打ち始める
眠りが浅いのか、やはりいろいろ気になっているのか…
そしてようやく私は眠りについたと思ったら、始発ベルと同時に母に話しかけられて起こされる
始発電車の時間に
そして告別式、火葬
母は、僧侶の言葉にウンウンと頷き、キョロキョロし、
火葬の時は久しぶりに会う相手方のご親族と楽しそうにお喋りしている
それはいいのだが、私の身の上話までされてしまった