流行りのやつはすぐそばに

鬼滅の何某ではないが、禰󠄀豆子ならぬねず公に侵食されている

食器棚の食品包装がちぎれていたり、フンのようなものが散らばっていたり

床に落ちたそれを踏んでしまったので

靴下を借りようとしたら、全て片方ずつだったり

 

今日は、防寒着を借りようかと押し入れを見繕ったところ、パラパラと何か落ちる音が

あらゆる衣類からパラパラと

それは奴のフンだった

 

冷蔵庫はリンゴでパンパンなのに、田舎からリンゴが届いており持て余していた

「私、何も考えてませんから」

という

 

代わりにやれる人足にも、その気力にも限りがある