母を物忘れ外来につれていく
1年2ヶ月ぶりだったらしい
迎えにいくと言っておいたが、着いたときにはおらず、待っていると買い物をしていたと言って帰ってくるのは想定内
診察室で、1年2ヶ月前と同じ医師から同じテストをされる
うなだれながら、答えられないことに小さくなっている母の後ろ姿が悲しい
今日は何月何日ですか?
今日は何曜日ですか?
さっき言ったものを思い出してください
今見たものを言ってください
これらの質問に答えられなかった
いろいろなことが符合する
それは、いついつだから居てねと伝えても
何曜日にゴミを出してねと言っても
出来なかったはずだ
クリスマスの2日後に何も用意してなくてごめんねと電話してきたり
大晦日に玄関にケーキが置きっぱなしになっていたり
ゴミの日がわからなくて庭に埋めていたり
それはそうなるはずだ
1年2ヶ月前に来た時と、点数は大きく変わってはいなかったが、特徴的に下がっていたらしい
早期発見が大事というけれど、私の見立てが早すぎたようだ
結果タイミングを逸した気もするけれど
MRIと次回診察の予約をし、お試しの処方薬をもらい、帰りの車では終始無言
どんな気持ちなのだろうか
帰宅し、薬を仕分けようと思ったが、カレンダーに貼っても日付の感覚がなければ難しいことに気づく
夜、ムスメと今後のことについて話した
彼女なりに、おばあちゃんのことを考えていた
自分一人で抱えなければと思っていたけど、すでに相談できる存在になっていたんだな
✴︎✳︎✳︎✳︎
翌日、実家にいくと、薬はそのまま手付かずであり、飲むという認識がないようだった
これからどうしていこうかな