旅じたく

思い立って、ショートステイを利用することにした。

急な思いつきにもかかわらず、ケアマネさんが確保してくれたのは、母がいつも通っているデイサービスと同じ施設。

なかなかスムーズで、いつにない安心感がある。

 

着替えの用意は不要と言われたが、一応下着はひと揃え用意することにした。

 

同じ柄の靴下など、思考を巡らせるのは子どもの登園準備に似たものがあるなと思いつつ、楽しくなりそうなものを選ぶ。

 

緊急時の延命処置についての同意書を提出しなければならないので

思い切って母に聞いてみた。

 

すると母は「こういうのって、どうしたらいい?」

と、まったく判断がつかない様子だった。

 

いやここまてとは。

 

延命処置について改めて考えてみたが

何もできず、ただ命を繋いでいるような状況は

誰も幸せにならないのではないかと思う。